新興国の国内格差 なぜおこる? グローバル経済との関係をわかりやすく

新興国とは

発展途上国のなかでも、2000年代以降、急速に経済が発展している国があります。
そういった国を新興国とよびます。
新興国は、経済成長の力強さを表す実質GDP成長率が高いです。

GDPがプラスの成長をしている国 2020年

順位 国名 地域 実質GDP成長率
1 ガイアナ latinamerica 43.384
2 エチオピア africa-east 6.057
3 ギニア africa-west 5.225
4 タジキスタン asia 4.5
5 バングラデシュ asia 3.798
6 エジプト middleeast 3.57
7 ミャンマー asia 3.189
8 台湾 asia 3.109
9 ベトナム asia 2.906
10 アイルランド europe 2.475
11 コートジボワール africa-west 2.277
12 中国 asia 2.27
13 ベニン africa-west 1.997
14 トルコ middleeast 1.794
15 ウズベキスタン asia 1.648
16 イラン middleeast 1.516
17 ブルネイ asia 1.203
18 ニジェール africa-west 1.2
19 タンザニア africa-east 1.029
20 ガーナ africa-west 0.88
21 セネガル africa-west 0.828
22 ブルキナファソ africa-west 0.793
23 トルクメニスタン asia 0.782
24 ナウル oceania 0.706
25 トーゴ africa-west 0.7
26 マラウィ africa-east 0.6
27 ツバル oceania 0.53

資料:IMF

2020年のデータでは、先進国がのきなみ前年より成長できていないなか、成長している国が27カ国あり、そのうちダントツで高いのがラテンアメリカのガイアナ、他アフリカが11カ国、アジアが9カ国をしめています。

注意が必要なのは、国の経済は成長していても、富が全国民に行きわたっていないことがあることです。

生活が向上する人がいる一方、成長の影響をうけない人々も存在したままです。

新興国の格差はなぜおこる

多国籍企業の進出

この差はどこからくるのでしょうか。
経済成長は、外国企業が入ってくることで実現します。

世界経済はグローバル化して、貿易量が増大しました。
貿易量が増えると、先進国の企業は商品の生産が自国だけでは足りなくなり、発展途上国に子会社をつくって工場を増やしました。
先進国、発展途上国を結び大規模な企業活動を行っている企業を多国籍企業といい、これが発展途上国を急速に近代化させ、新興国が生まれたのです。

近代化した途上国でも工場が建設された都市は成長しましたが、その恩恵が受けられない地方もあり、格差が発生しました。

地元政治の腐敗

また、企業は、発展途上国で子会社をつくるために、大統領や政府高官から許可を得なければなりません。

その際、大統領や政府高官に利益がまわるような契約にしてしまう場合もおおにしてあります。
そうなると大統領や政府高官は利益を国の発展のために使うのではなく、個人の財産としてしてしまうのです。

大統領や政府高官は潤う一方で、一般の国民はまったく恩恵にあずかることができません。
ここに格差がうまれます。

格差により国内が不安定に

一般の人々がこの格差を疑問に思い不公平感を抱いた時、政府転覆をねらいクーデターを起こすなど、国内情勢が不安定になっていき内戦に発展する場合もあります。