地球環境問題

なぜ森林が減少してはいけないのか

森林が減少する理由としてはつぎのようなことが挙げられます。

漁獲量が減る

河川は栄養分を運んできて海に届き、その栄養分によってプランクトンが育ち、それを餌にして魚介類、海藻が育つのです。

自然の良質な水がなくなる。

木や土に吸収された雨は浄化されて良質な水となって湧き出てきます。

良質な水は飲んでおいしいですし、動物や植物が健康に育ち、川を流れ海水になりよい循環を生みます。

土砂災害が起こりやすくなる。

森林は水をため込む機能があります。

大雨が降っても木や土が吸収してくれるので、下流に大量の雨が流れていきにくくなっています。

森林が貧弱だと、雨が溢れて土砂崩れが起こり、下流の河川が氾濫します。

砂漠化する。

熱帯林では養分は木の中に蓄えられていて、土地には栄養はあまりないのです。

なので、木を切ってしまうとその後には植物が生えてこなくなります。

植物が生えないと土の水は蒸発してしまい、砂漠になってしまうのです。

砂漠になると、資源もなくなるし人も住めなくなってしまいます。

野生生物や住民に影響が出る。

森林と共に生活をしている住人は、開発によって住む場所や生活スタイルの変更を強要されます。

また、森林には多種多様な生物・植物が生存しています。

木が切られて森が失われると環境が変わり生きていくことができません。

つまり「持続不可能」ということです。

木はCO2を減らす?

木があると酸素がたくさんあると思いがちですが、実はそうとばかりは言えません。

木はCO2を吸収してO2(酸素)を排出するので、CO2削減には重要な働きをすることは間違いありません。

ですが、なんと、木は夜になると呼吸をしてCO2を放出もするのです。

国立環境研究所地球環境研究センターのウェブサイトによると、森林面積が減るから森林による二酸化炭素(CO2)吸収量が減るとはかぎらないとうことです。→ こちら

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