アフリカの貧困と発展

アフリカの農地

穀物自給率が低い

アフリカでは多くの人が農業に従事しています。

アフリカの農村人口比率

資料:FAO

にもかかわらず、穀物の自給率は低く、輸入に頼っています。

アフリカの穀物自給率

資料:農林水産省

外国企業との農地開発

アフリカ大陸は広大ですが、農業ができる土地の2割しか開墾されておらず、まだまだ開拓の余地があります。

世界では農業用の土地が不足していて、農地を求めています。
そしてアフリカでは、広さを活かした効率のよい農業が必要とされています。

この両者の思惑が一致して、アフリカでは外国企業と政府とが契約を結び農地開発が進められています。
ところが、生産物はほぼ輸出され、利益も地元住民に還元されるシステムにはなっていませんでした。
住民は貧困から脱するどころか、土地を失ってさらに困窮する事態にもなるのです。

地元住民が収穫して、外国の商社に売る場合もあります。
その場合も収穫した量よりも少ない支払しかされないことがあります。
住民は商社から借金をして肥料や種などを買うので、その返済に充てられてしまうのです。
収穫は豊富でも、常に借金をかかえた生活になり貧困は解消しません。

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