アフリカの貧困と発展

5. 紛争が起きている

アフリカの紛争国

アフリカでは紛争が多く勃発してきました。
国連が平和維持活動(PKO)を行った実績をみても、世界のなかでアフリカが突出しています。

アフリカの全ての国で紛争が起こっているわけではなく、また近年は多くありませんが、根本的に解決しているわけではなく、不安定な状況は続いています。

現在国連がPKO活動を行っている国は7カ国・地域あります。
中央アフリカ、コンゴ民主共和国、マリ、西サハラ、南スーダン、スーダン、(南北スーダンの境界地域)アビエイ地域です。

アフリカでのPKO活動

資料:UN

アフリカの紛争の特徴

アフリカの紛争の特長は、内戦であるということです。
国と国が戦争するのではなく、国内での権力闘争が激化し紛争になるのです。

内戦が貧困を生む

内戦になると、国としてのシステムが機能しなくなります。
味方の正義と敵の正義が違いますので、犯罪を正しく罰することができず治安が悪くなります。
破壊活動により建物や水道・電気、病院などの生活に必要な設備が使えなくなります。
兵士は金品や食糧を手に入れるため、一般人の住居を襲い住民が暴力の犠牲になります。
こうして住民は平和な生活を続けることができず、貧困状態に追い込まれることになります。

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