CO2とは
CO2は空気中に含まれている気体の一部です。
問題となっているのは、CO2が増えると、地球の温暖化につながり気候変動に影響をおよぼすということです。
CO2は生活に必要なエネルギーをつくるときに発生します。
エネルギーは電気やガス、ガソリンなどのことで、世界中の人々が生活していくのになくてはならないものです。
CO2は人間が豊かな生活をおくるために都市を作り、商品を開発し続けたことで増加の一途をたどってきました。
1850年–2011年の世界のCO2排出量
地球を温暖化させる気体には、CO2の他、メタン、一酸化二窒素、フロンなどがありこれらをまとめて温室効果ガスといいます。
CO2のもと
エネルギーを発生させるためには、原料が必要です。
原料にはいくつか種類がありますが、多く使われているのが石油、石炭、天然ガスです。
日本のエネルギー国内供給
CO2が排出されるしくみ
石油、石炭、天然ガスには、地球から採掘されたもので炭素を多く含んでいるという共通点があります。
炭素は燃えて空気中の酸素と結合すると二酸化炭素を発生させます。
なので、石油、石炭、天然ガスからエネルギーを発生させるとCO2が排出されるのです。
CO2が地球を暖める
CO2がたくさん排出されると空気中にたまっていきます。
たまったCO2は地球を覆うようになります。
CO2は地球上から発生した熱をためこんで再び地球に戻す性質があるため、増えすぎると熱がこもりすぎて地球の温度が上昇する、
というわけです。
イラスト・さいとうじゅん
熱をため込む性質のある気体を温室効果ガスといいCO2の他にメタン、一酸化二窒素、フロンガスなどがありますが、一番多いのがCO2です。
そのため「温暖化防止といえば温室効果ガス、CO2削減」といわれているのです。
CO2を減らすには
CO2を減らすからといって、いまさらエネルギーを使わない生活をすることは無理があります。
ですが、エネルギーをつくる方法、使う方法を考えて「エコ」なものを使用していくことはできます。
国や機関が定めた基準にあっている「エコ」な製品かどうかをマークやラベルで確認することができます。
「国及び第三者機関の取組による環境ラベル」「事業者団体の取り組みによる環境ラベル」「地方公共団体の環境ラベル」などがあって、環境省のホームページで見ることができます。
その他のラベルはこちら