現代奴隷とESG投資
近年、奴隷仕事で安く作られている製品は購入しないようにしようという動きが高まっています。
ですが、消費者には企業努力で安く作られているのか、奴隷仕事によるものなのかはわかりません。
この動きに企業も対応し、部品の調達に人権侵害がないか、間接的に取引されていないかの調査を強化しています。
投資家の間では、人権侵害していなかったり地球環境に配慮していたりなど社会貢献を行っている企業に投資をするESG投資[環境(Environment)・社会(Social)・ガバナンス(Governance)]が注目を集めています。
動き出した企業
間接取引先の人権調査を行っている日本企業は、例えば花王がインドネシアでパーム油原料の生産をする農園の支援を行い改善に取り組んでいます。
また、塩野義製薬はインドで製造時に使用するセルロースなどの生産者調査を開始しています。
資料 日本経済新聞2021年8月13日