森林が減少している国々と日本は遠いですから、関係ないように思いますが、実は身近な問題です。
日本と木材
日本は世界有数の木材輸入国です。
工業用丸太輸入量の多い国20(2019年)
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順位 | 国名 | 地域 | 万m3 |
---|---|---|---|
1 | 中国 | Asia | 4526 |
2 | オーストリア | Europe | 951 |
3 | ドイツ | Europe | 682 |
4 | スウェーデン | Europe | 592 |
5 | 韓国 | Asia | 414 |
6 | カナダ | Northern America | 335 |
7 | 日本 | Asia | 283 |
8 | ベルギー | Europe | 207 |
9 | フィンランド | Europe | 174 |
10 | インド | Asia | 172 |
11 | アメリカ | Northern America | 134 |
12 | イタリア | Europe | 128 |
13 | ルーマニア | Eastern Europe | 105 |
14 | フランス | Europe | 102 |
15 | チェコ | Eastern Europe | 102 |
16 | イギリス | Europe | 96 |
17 | ラトビア | Europe | 92 |
18 | ポーランド | Eastern Europe | 70 |
19 | ルクセンブルク | Europe | 51 |
20 | ノルウェー | Europe | 40 |
資料:FAO
また、アブラヤシから採れるパーム油は”植物油”として日本でも多く使用されています。
アブラヤシは東南アジアの森林減少で特に問題となっている木材です。
木材認定制度
実際問題として、パーム油を使用していない商品かどうかを見分けることはできません。
また、家を建てるなどで木材を使うことになっても、その木材が違法なものかどうか見極めるのも難しいことです。
ですが、違法伐採された木材では「ない」ことがわかるようなってきています。
国際NPOのFSC®(Forest Stewardship Council®、森林管理協議会)が責任ある森林管理によって生産された木材であることを認定する制度を設けて管理・運営しています。
認定の基準には
・法律やルールを守っているか
・労働者の権利や安全が守られているか
・豊かな森林の自然環境を守っているか
・定期的に管理を行っているか
などがあり、この基準を満たしていると認められた商品には認定マークがつけられるようになっているのです。
画像提供:FSCジャパン
木材に関する製品を購入するさいには、このマークがあるものを選ぶことで地球環境保全に参加することになります。