先進国と開発途上国

多国籍企業

多国籍企業の誕生

開発途上国の経済発展には多国籍企業の進出が影響しています。

先進国企業は自国で操業するのが一番安全ですが、さらなる利益追求をめざし「もっと大量に製品を売りたい」「たくさん原料が欲しい」「安い労働力が必要」な状況になってきます。

そこで開発途上国に注目し、先進国企業は資金を投入して現地で操業する方法をとります。

資金を投入することを投資といい、複数の国の企業がかかわって投資元の先進国企業の国籍と投資先の途上国国籍との複数の国籍を持つこととなり、これを多国籍企業とよびます。

多国籍企業は投資元が経営を支配します。

多国籍企業の拡大

多国籍企業は、先進企業が途上国企業に投資をする他にも次のようなパターンがあります。
〇巨大企業同士が特定分野で業務提携する。
〇買収・合併(M&A)で既存のシステムをまるごと手に入れる。

巨大化した多国籍企業が開発途上国で開発を行うこともあります。

多国籍企業の開発により途上国が繁栄するとよいのですが、そうとばかりはいかない現実があります。

新興国の国内格差

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