OECDとは
「OECD(Organisation for Economic Co-operation and Development)」は日本語では「経済協力開発機構」といいます。
OECDは国の情勢が安定し経済力が高い国が加盟を認められる組織であるため、OECDに加盟している国が先進国であるというみかたがあります。
OECDは世界の経済的・社会的福祉を向上させることを目的とした国際的な機関で、1961年に設立されました。
もともとは、第2次世界大戦が終結した際、戦争に勝ってしかも戦場にならなかったアメリカが、傷だらけのヨーロッパにたいし、大規模な援助を行ったヨーロッパ経済復興援助計画(マーシャルプラン)から始まったものです。
援助されたヨーロッパ諸国は復興を遂げ、世界の政治・経済をけん引するようになっていったのです。
1961年の設立時には20カ国が加盟していました。
加盟国は38カ国
OECDに加盟するには国のデータや方針がOECDの基準に合っているかの審査に合格する必要があります。
加盟国はOECDが発足した1961年時点では19カ国でしたが、年々増加していて現在は38カ国となっています。
日本は1964年に加盟しました。東京オリンピックが開催された年ですね。
OECD加盟国
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| 国名 | 地域 | 加盟年 |
|---|---|---|
| オーストリア | Europe | 1961 |
| ベルギー | Europe | 1961 |
| カナダ | Northern America | 1961 |
| デンマーク | Europe | 1961 |
| フランス | Europe | 1961 |
| ドイツ | Europe | 1961 |
| ギリシャ | Europe | 1961 |
| アイスランド | Europe | 1961 |
| アイルランド | Europe | 1961 |
| ルクセンブルク | Europe | 1961 |
| オランダ | Europe | 1961 |
| ノルウェー | Europe | 1961 |
| ポルトガル | Europe | 1961 |
| スペイン | Europe | 1961 |
| スウェーデン | Europe | 1961 |
| スイス | Europe | 1961 |
| トルコ | Western Asia | 1961 |
| イギリス | Europe | 1961 |
| アメリカ | Northern America | 1961 |
| イタリア | Europe | 1962 |
| 日本 | Asia | 1964 |
| フィンランド | Europe | 1969 |
| オーストラリア | Oceania | 1971 |
| ニュージーランド | Oceania | 1973 |
| メキシコ | Latin America | 1994 |
| チェコ | Eastern Europe | 1995 |
| ハンガリー | Eastern Europe | 1996 |
| 韓国 | Asia | 1996 |
| ポーランド | Eastern Europe | 1996 | スロバキア | Eastern Europe | 2000 |
| チリ | Latin America | 2010 |
| エストニア | Europe | 2010 |
| イスラエル | Western Asia | 2010 |
| スロベニア | Europe | 2010 |
| ラトビア | Europe | 2016 |
| リトアニア | Europe | 2018 |
| コロンビア | Latin America | 2020 |
| コスタリカ | Latin America | 2021 |
資料:OECD 2021年8月現在









