砂漠化とは
砂漠化は地球環境問題のうちの1つの大きなテーマです。
砂漠化は、森林や植物が消滅するにともなって、その土地も劣化していく現象です。
砂漠化が進むと土地に水分を保てなくなり、土壌が流されるなどで植物を生育していく力がなくなっていきます。
砂漠化している地域地図
出所:United States Department of Agriculture。最終アップデート2003年
なぜ砂漠化するのか
砂漠化と気候
砂漠化するには2つの要因があると考えられています。
1つは、気候によるものです。
古くから干ばつという現象があります。
干ばつは雨が長い間降らず土地が干からびて植物が育たなくなることですが、近年は乾燥地域が移動したり拡大したりするケースがあり、これは気候変動に関係するものではないかと研究が進められています。
砂漠化と人間の活動
もう1つは人間の活動によるものです。
おもに4つのやりすぎが要因としてあげられます。
・ヤギや羊の飼いすぎ
世界では人口が増えていて、ヤギや羊の放牧も数が多くなり草を食べつくしてしまう。
・森林伐採のしすぎ
世界中で建物や燃料のための木材の需要が高まり輸出用に無計画に伐採を進めてしまう。
・開墾のしすぎ
貧困の地域では農業システムも整わず無理な耕作を続け畑が荒れてしまう。
・土壌や水の不適切な管理
植物を生育させるための管理がされていない。
砂漠化はなぜいけないのか
砂漠化すると
土地が劣化すると、干ばつや水不足となり、災害も怒ります。
人が住めなくなり、他の土地に移動せざるをえない状況になり難民となります。
また生態系にも影響をおよぼし生物多様性が失われます。
また、砂漠化は1度始まると急速に進行していき、元に戻すのは容易ではありません。
砂漠化を止めるには
砂漠化を止めるには、たんに森林保全や植林をするだけでなく、むやみな資源輸入を抑えたり、地元住民への技術支援を行ったり、貧困問題を解決することが必要です。