生物多様性

生物多様性

生物帝国主義 生物資源をめぐる先進国と途上国の対立

生物帝国主義とは

先進国やグローバル企業が途上国から生物資源を搾取していること。

遺伝子組み換え作物や新薬を開発するにあたっては、適した元になる植物が必要になります。
そういった植物は未開発の土地が多くある途上国に多く存在していて、先進国のグローバル企業は探査し利用しています。
開発によって得た莫大な利益はグローバル企業のものになります。
「他人の庭で獲ったものを勝手に加工し儲けているのに、庭の手入れをしていた人には謝礼もない」ということで、途上国が権利を主張しています。

この状況を、先進国が開発途上国を植民地にして帝国を築いていた時代にちなんで「生物帝国主義」とよばれています。

生物資源 途上国・先進国それぞれの言い分

途上国

生物資源を保全してきたのは自分たち。
グローバル企業は利益や技術を途上国に還元すべき。

先進国

探査はどんどんしたい。
技術移転はするけれど無制限というわけにはいかない。
特許もとっているので、侵害されるのは困る。
知的財産の確保もしたい。

TOP