先進国と開発途上国

植民地とは いつから始まったの?どの国がどの国を? 6つのポイントでわかりやすく大解説

植民地

植民地とは、大国が自国の利益のために、土地や農作物や資源を収奪する目的で領土にした地域をいいます。植民地政策とは、国が政策として他の土地を奪うことです。
植民する側の国を宗主国といいます。

現在の先進国と発展途上国を分けた大元は大国の植民地政策が大きく関係しています。
植民地政策の始まりはどういったところにあるのか、どのようなものだったのかをまとめます。

植民地政策の始まり

植民地政策は15世紀大航海時代から始まっています。最初に行ったのは国力があり大西洋に出やすい国、ポルトガルとスペインです。

ポルトガルとスペインは勝手に世界を2分割して、自分の勢力と決めたのです。

植民地政策のねらい

植民地での目的は、自国にはないめずらしい農産物などの原材料を手に入れてそれを売って利益をあげることです。

植民地政策の変化

最初のうちは、現地にある原材料を売って商売していましたが、その土地で収穫しやすい農産物を商品開発して輸出するというやり方に拡大していきました。
生産するのは現地の人やアフリカからさらってきた奴隷たちです。

産業革命と植民地

イギリスで産業革命が起こると、工場で大量に生産することができるようになりました。
原料を植民地で生産して、それを工場で製品として売るというシステムができあがってきました。

植民地争奪競争

ポルトガル、スペインをかわきりに、オランダ、イギリス、フランス、ドイツ、イタリア、ベルギー、そしてアメリカ、日本が争って植民地を広げました。

植民地政策の限界

植民地・領土争奪戦が激しさを増し、第2次世界大戦につきすすむことになりました。

この戦争が終わった1945年に国際連合が創設され、植民地主義を終わらせるという方針がたてられました。

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