SDGsとは
SDGsは英語の「Sustainable Development Goals」 を略したものです。
「持続可能な開発目標」と訳されます。
2015年の国連総会で採択され、2030年までの達成をめざしている国際社会の行動目標です。
「持続可能な開発」とは
「持続可能な開発」が目標となっているということは、現在は「持続が可能でない開発」ということです。
それはどういうことなのでしょうか。
「持続可能でない開発」とは次のようなことです。
・人間が豊かな生活を送るための大量の製品を生産する工場が環境を破壊。
・製造過程でCO2を排出し続ける。
・商品の生産に必要な原料を安く大量に手に入れるために、植民地政策などをとり、先進国以外の国の土地や住民の人権を蹂躙。
・工場労働者を低賃金・悪条件で雇用。
イギリスで産業革命が起こって以来200年以上続いてきた先進国中心の開発によって問題としてうかびあがってきたのが大きく3つの問題です。
これらの問題が、解決されるべき課題として世界で共有されるようになり、近年改善に向けた動きがされるようになっています。
国連では30年以上前から課題として挙げられていて、「持続可能な開発」という概念が提示されたのは1987年の国連の報告書「環境と開発に関する世界委員会」によってでした。
世界は弱者や自然環境を踏みつけたうえで成立する開発競争から、先進国も開発途上国もお互いが利益でつながり、自然環境の破壊を最小限にし再生もできるような「持続可能な開発」にかじをきることを求められているのです。
SDGsのゴールとターゲット
「持続可能な開発」にするための目標を定めたものがSDGsのゴールです。
「1 貧困をなくそう」「2 飢餓をゼロに」などです。
そして、その基準となる指標がSDGsのターゲットです。
「貧困人口比率」「新生児死亡率」などです。
グローバル社会の一員として
世界のグローバルなつながりはより強固なものになっていて、地球の裏側の貧困問題も日本の食卓と無関係ではなくなってきています。
SDGsは人類が地球で共存していくために、各国で暮らす一人ひとりが幸せでいる社会であるために、世界経済のしくみがどのようになりたってきたのか、今何が起きているのかに関心をもち、国や組織まかせでなく、個人が意識して社会生活を送るためのヒント集になっています。
このサイトでは、設定された17のゴールとおもなターゲットを紹介し、世界経済のしくみがどのようになりたってきたのかに重点をおいてSDGsを考えます。
SDGs 17のゴールとターゲット
SDGsのゴールには経済的なことがら、社会的なことがら、科学的なことがらと広範囲にわたっています。
ターゲットのテキストをクリックすると達成度マップとデータランキングが表示されます。
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貧困の人々の8割が農村部に住んでいます。半数が子どもです。15歳以上の7割は学校に行けていません。
貧困者はアフリカで多く、なかでも多いのが、南スーダン、ブルンジ、中央アフリカ、マダガスカル、コンゴ共和国、コンゴ民主共和国などアフリカ大陸の東側・中央に位置する国々です。
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環境破壊や干ばつなどで慢性的な栄養不足におちいっている人が8億人弱います(2014年)。
栄養不足の母親から生まれる子どもも栄養が不足していますから、体重が増えません。5歳未満の子どものうち9000万人以上が低体重の状態にあります。
中央アジア、東アジア、ラテンアメリカ・カリブの地域は20年前と比べて改善されていますが、アフリカでは今でも4人に1人が空腹で就寝しています。
17のゴールと41のターゲット全部見る↓
ゴール達成度マップ

SDGsでは、どの国がゴールに達していて、どの国が達していないのかを色分けしたマップを用意しています。
上の地図は、ゴール1「貧困をなくそう」のターゲット「1日1.90ドル以下で暮らす人の割合」のマップです。
赤く塗られた国が「大きな課題あり」の国、緑に塗られた国が「目標達成」している国です。
その他のマップはこちらから↓
SDGsを考えるときに知っておきたい世界のこと
アフリカはなぜ貧困なのか
世界の貧困・飢餓のニュースに触れる時、映しだされるのはアフリカの国というケースが多くあります。
なぜアフリカは貧困なのでしょうか。
わかりやすくつぎの視点で考えることができます。
農村で暮らしている人が多い
人口爆発がすごい
三大感染症の危機
強い産業がワンパターン
紛争が起きている
豊富な資源の残念な開発
アフリカ各国のおもな輸出品目 アルジェリア アンゴラ ウガンダ エスワティニ エチオピア エリトリア ガーナ カーボベルデ ガボン カメルーン ガンビア ギニア ギニアビサウ ケニア コートジボアール ...
貧困と子ども
家庭が貧困だと、当然その子どもも貧困の状態になります。
親の働きでは十分な生活ができず、こどもが大人と同じように働かされる場合があります。
これが児童労働です。
先進国と発展途上国
世界は先進国と発展途上国にわかれてしまっています。
そこには格差があります。SDGsは格差を改善しようと目標を掲げています。
先進国とは
先進国とは ・政治が安定していて、経済活動が活発で商品の生産力が高く、貿易額が高い。 ・国民の人権が守られ、国民の生活水準が一定程度あり、教育・福祉政策が適切になされている。 ・政治権力を批判するなどの言論の自由が保障されている。 などがあげられますが、定義として定められているものはありませ...
発展途上国とは
植民地とは
植民地 植民地とは、大国が自国の利益のために、土地や農作物や資源を収奪する目的で領土にした地域をいいます。植民地政策とは、国が政策として他の土地を奪うことです。 植民する側の国を宗主国といいます。 現在の先進国と発展途上国を分けた大元は大国の植民地政策が大きく関係しています。 植民地政策...
植民地政策のはじまり コロンブスは15世紀に活躍した船乗りで探検家、「アメリカ大陸を発見した」ことで有名です。 コロンブスが活躍したこの頃は、まだ地球が球体であることも理解されていない時代でしたが、ポルトガル、スペインで航海の技術が発展し海から他の地域への進出が始まりました。 実際に海...
大航海時代、ポルトガル、スペイン、イギリス、オランダが争ってアメリカ、アフリカ、アジアに進出していった目的はいくつか考えられます。 ・キリスト教の信仰を広げて味方を増やす ・未知の場所にたいする冒険心 ・領土拡大&富への欲望 このうち、一番人々を力強く動かしたのはやはり領土拡大&...
植民地政策の変化 定住型植民 ポルトガルは最初は植民地のブラジルでとれる収穫物を輸出していましたが、より利益をあげるために、商品を生産して輸出するようになりました。 生産するには、人と生産物が必要です。 ポルトガル人はブラジルの住民・インディオに断りもなく勝手に土地を分割しそこにポルト...
植民地の役割 イギリスで18世紀産業革命が起こりました。 この革命に必要だったのが、植民地です。 産業の発展には、1.原料 2.製造 3.販売が必要です。 植民地は1.原料 3.販売に必須でした。 植民地で原料を生産 → イギリスの工場で商品に → 植民地や外国で商品を販売 ...
植民地争奪競争 宗主国の間では争って植民地を拡大していきました。 植民地化初期の国々 ポルトガルが植民地にしていた時期のあったおもな地域 スペインが植民地にしていた時期のあったおもな地域 後追いの国々 オランダが植民地にしていた時期のあったおもな地域 イギリスが植民地にして...
植民地の独立 第2次世界大戦が終わった1945年、国際連合が創設されました。 国連憲章では、植民地の人々の利益を定めていました。 国連は植民地の独立をサポートし、また宗主国も植民地を保持し続ける国力がなくなったり、人権にたいする意識が高まるなどで、植民地主義は終わらせる動きになりました...
アフリカの奴隷貿易
植民地と奴隷 奴隷は古代の時代から戦争での勝者が敗者を奴隷にするといったことは行われていましたが、戦争もしていない人間を経済成長のシステムに組み入れて貿易の対象として売買するようになったのは、植民地支配がしかれるようになってからです。 この時代の奴隷貿易は大西洋奴隷貿易とよばれます。 ここ...
アフリカの植民地分割
アフリカはもともと住民がいくつかの帝国や勢力圏のなかで暮らしていました。 植民地以前のアフリカ 資料:マルク・フェロ―著・片桐祐、佐野栄一訳『植民地化の歴史』新評論 この大陸は後にヨーロッパの強国によって蹂躙されていきます。 大きく2つの段階があります。 1.奴隷供給地として 2...
イギリスはインドへ行きたい イギリスはインドを植民地にしていました。 イギリスがインドへいくにはアフリカ最南端ケープタウンを経由して行くコースがありました。ちょっと遠いです。 ここで朗報です。 1869年、エジプトにスエズ運河が開通しました。 建設したのはフランス人の技師レセッ...
アフリカ横断 フランスは、アフリカ大陸をヨーロッパ諸国が分割することを決めたベルリン会議より前の1857年にアルジェリアを征服、1883年にチュニジアを保護国としていました。 そこを起点にアフリカ全体に接続できるような構想をもっていました。 アジア方面へ出る経路を東側へ進めようともしました...
国内の格差
格差は国家間だけでなく、国内での格差、男性と女性の格差なども見えてきています。世界経済がグローバル化することで格差も多様化しています。
富裕層と大衆の格差
新興国の国内格差
地球環境編
地球環境問題とは 工業化された社会において、生産に必要な燃料や原料を自然のなかから無計画に採取して自然を壊したり、生産の過程で発生する廃熱・廃ガス・廃物を、自然が回復できないほど大量に吐き出して環境を汚染したりする問題です。 イラスト さいとうじゅん 世界ではこれまで先進国といわれた国...
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